2017-11-20

テスラ ロードスターが色んな既成概念をぶち破ってくれそうで期待してしまう。

やってくれました、テスラ。



ロードスター 2nd Generation。
色んな意味で「とんでもないヤツ」です!


既に公表されまくっていますが。
0-60mphが1.9秒(≒0-100km/hは2.0秒)、最高速は400km/h超え、航続距離は1,000km近く、そして価格は2,000万円超え。
しかもその予約には、約600万円の前金を支払う必要があります。

そのスペックのみならず、色々な面で既成概念をぶち破ってくれるというか、既存の仕組みをぶっ壊してくれますね。

まずもって驚いたのが、これが一切スクープに晒されずに、しかもEVトラックのトレーラーの中から出てくるまで誰も知らなかったというサプライズの徹底っぷり。
今やスパイショットも広報戦略の一つかと思えるくらい表立っているのもあるというのに、その逆をつく戦術の見事さにまずは驚きました。

そして出てきたマシーンの、そのスペックたるやハンパない。
なんですか?この加速・・・。
0-60mphが1.9秒という数値以上に、動画で見て取れる瞬間移動的なロケットスタートが凄すぎます(まるでミニ四駆)。
低回転から最大トルクを発生させるモーターの性質を、見事に路面に伝えているからこそなせる業ですね。
そう考えると、テスラの「クルマづくり」も相当なレベルに昇華してきていると見てよいでしょう。

そして、航続距離が長すぎます。
このスポーツカーのボディ(バッテリーに割くスペースはそれほど多くないはず)でこれって、おそらく全固体電地か何か新しいタイプのバッテリーじゃないと無理だと思います。
バッテリー容量が非公表なのは、もしかしたら全固体電地搭載を予定いるからなのかもしれませんが、最低限、その実現可能性に目途をつけなければここまでオーソライズはできないはず。
バッテリーの開発に関しても、テスラがブレイクスルーのフロンティアになり得るのかも知れません。

そして予約金のしくみも、注目点です。
これ、言ってみればクラウドファンディングですよね。
この予約金を原資に初期ロットの量産化にこぎつけ、初期投資に必要な資金を稼ぐという。
モデル3でも似た手法でしたが、その額というか車両価格に占める割合はかなり高まっていますね。
これを、富裕層向けの高級スポーツカーにやってしまうってのが、これまたすごい。

最後に、安心した点を。
デザインが良くなっています!
実は私、モデルSはかなりカッコイイな~って思っていたところ、モデルXであれ?となり、モデル3であれれ??となってしまい、テスラに対する熱がすっかり冷めつつあったのですが。
なかなかどうして、このロードスターのデザインはいい感じです。
こんな感じで、4ドアクーペやシューティングブレーク辺りの派生モデルを作ってくれるといいんですがね。


・・・と。
そんなテスラですが。

この突拍子もないブレークスルーは、他の自動車メーカーにも大いに刺激になるでしょう。
スペックに然り、資金調達手法に然り。

特にこのスペック、ポルシェ辺りが黙っちゃいないでしょうね。
なんたって億超えの918スパイダーが、その1/4程度の価格の新興メーカーが出すモデルに出し抜かれたわけですから。
(しかもモーターのみのクルマに!)

さらに、ダイムラーやBMW辺りも黙ってはいないでしょう。

これはきっと面白いことになりますよ!
まるでドラゴンボール的な、強い者に刺激されてさらに強くなる「おらワクワクすっぞ!」状態になりそうですね!


そんなわけで、テスラ ロードスターに、新たな時代の幕開けを見た気がします。

さて、これからどうなっていくか。
ドラゴンボールじゃありませんが、ワクワクが止まりませんね!


んでは!





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