2016-12-04

【DIY@家】蓄熱暖房機を自分で取り外してみた ~素人でも移設や取付けまでできるかも!?(自己責任限定)~

以前も書きましたが、急遽ピアノを購入することになった我が家
で、なんやかんやレイアウトを考えると、どうやっても据え付けられている蓄熱暖房機が邪魔になることが判明。
でもよくよく考えるとその蓄熱って、ほとんど使っていなかったんですよね。

というわけで、もう取っ払って売り払ってしまえ~!ってことで。


やっちゃいましたよ。蓄熱暖房の取り外し。
そんな、久々の本格的な家のDIYネタです。

ちなみに機種はDimplexのユニデールVUEI20J、2kWの蓄熱暖房になります。



とは言っても、取り外しができたのは施工説明書が手に入ったから。
要するに、これと逆のことをすればいいんですからね。
使った工具は トルクスT20/インパクトドライバー/電工ペンチ、使用材料は 絶縁テープ/床・壁への補修材/コンセントの化粧プレート、といった感じでした。

ちなみにこの蓄熱暖房機の組み上げ自体は、トルクスT20ネジのみで組まれています。
実はDimplexはドイツのメーカーらしく、それ故トルクスネジが使われているのでしょう。


というわけで、やってみましょう!

まずは全体を眺めて、施工説明書を叩き込んだ頭でイメージを膨らませます。

あ、そうそう。
分電盤のブレーカー(200V)は必ず落としてからやりましょうね。
感電すると大変ですから。
・・・と言っておきながら、私は100Vの方で軽く感電しちゃいましたが。。(詳細は後述にて)

早速、左のパネルを外してみました。
ここは、正面下側のアルミフィンを外すと見える端のトルクスネジで留まっているのみで、パネル自体は本体の脇から出ている引っ掛け用のネジに引っ掛かっているだけです。
なので、トルクスネジを取ってから、上にスライドさせてやると簡単に取れます。

右のパネルも左と同様に外せますが、ここにはセンサーがあります。
なので、パネル自体を外したら、センサーのコネクターも抜いて上げる必要があります。

アルミフィン部に隠れているトルクスネジは、計6箇所になります。
中央寄りの2本(オレンジ色のテープのあるところ)はアルミフィン本体を留めていたもの、両端の2本は先述の通り左右それぞれのパネルを留めていたものとなります。
残る2本(画像で残っている2本)については正面パネルを留めているものです。
これからここを外して正面パネルを取り、内部の蓄熱レンガを摘出します。

というわけで、いきなり外れてるの図w
久々に出してみました(笑)
この画像の左側にある銀色の板は、蓄熱レンガと正面パネルの間にある遮熱板です。
この遮熱板は、正面パネルを取った後、向かって右側のトルクスネジを外し、上に少し持ち上げながら手前にドアのように開くと取れます。
ちょっとコツがいりますが、無理して変形させないように、力加減や力の入る角度を変えながら少しずつやりましょう。

続いて、天板パネルを外します。
なんかわかりづらい写真ですね(汗)
この写真、上が壁面、下が蓄熱暖房の天板パネルになっておりますが、ご覧の通り天板パネルを留めるトルクスネジが2本あります。
これを取ってやると、天板パネルが外れます。

というわけで、取れましたの図。
天板用の遮熱板は4箇所トルクスネジで留まっているので、それを取って天板用の遮熱板も外します。

続いて、天板用の断熱材を外します。
とは言っても、ただ乗っかっているだけですのでやることは特になく。

ただし、この断熱材、非常に脆いです。
私はうっかりやっちまいました。。
こういう風に、必要以上の強度を与えずに断熱材としての性能さえ満たせればOK的な感じ、さすがドイツ製だな~って思いますね。
日本製の場合、こういうところまで抜かりなく強度もある程度与えてそうです。

気を取り直して(笑)
御本尊が出て参りましたので、左上から順番に取っていきます・・・というか電熱線から抜いていきます。

全部抜き終えました~。
ちなみにこの蓄熱レンガ、1個当たり6kg近くあります。
なかなか比重高めですが、温度を蓄えておくにはそれだけの密度が求められるんでしょう。

続いて、コントロール部と言いましょうか、電気配線やらセンサーやらマイコンやらが集中していることろのパネルを取ります。
これを取らないと、蓄熱暖房機を耐震補強している壁面へのビス(地震時に蓄熱暖房機が転倒することを防ぐ役目をしている)を取ることができません。

で、この時に軽く感電したんですよね。
というのは、100Vの電源が蓄熱暖房機の真裏にあって事前に外すことができず、100Vに繋いだままやることになり。
うっかり、むき出しの端子部に指が軽く触れちゃいました。感電初体験でしたが、触れた途端、指が弾かれてビビりましたね。で、その後数時間、痺れが止まらず。。
今はもう回復しましたが、電工グローブとまではいかなくてもゴム手袋ぐらいはめておけばよかったかな~って、今さらながら思います。
まあ、その程度で済んでよかったです。

そんなわけで、感電の痺れが指に残る中、壁面への耐震補強用ビスを外しました(笑)
ちなみにここはトルクスネジではなく、普通のプラスドライバーです。
なので、インパクトドライバーでガガガッと抜きました。

続いて、床面への取り付けビスを外します。
ここも普通にプラスドライバーですので、インパクトドライバーでガガガッと(ry

これにて、本体の取り外しは完了です。



続いて、200V配線を取り外します。
こちら、直結となっています。


こんな感じで。

絶縁テープを剥ぐと、接続金具でかしめてありますね。
というわけで、ぶった切って端部を絶縁処理すればいいってことですね。

で、またしてもいきなり完成の図w
思いっきりクルマ用の電工ペンチで、ぶっとい200V電源を切りました(笑)
切った先は、しっかりと自己融着タイプの絶縁テープでぐるぐる巻きにしておきます。

あとはこのケーブルの出ていない穴あきコンセントカバーやら、壁や床のビス穴やらをどうにかします。


またしても、いきなり完成の図w
床の補修材の色は手持ち品を使ったため若干合っていませんが、どのみち隠れる部分なので良しとします。
・・・ええ、適当です。


そんなこんなで、98%くらいの人々がプロに頼むであろう蓄熱暖房機の取り外しを、DIYでやってみました。
配線さえ間違えなければ、新設や移設もできそうです。
(注:新設や移設は、さすがに電気工事士の資格がないと違法かも。取り外すは「外すだけ」なのでOK・・・かな?汗 もうやっちゃったし。。

ただし、電気は非常に怖いものですから絶対に無理せず、少しでも自信がない場合にはプロに任せましょう。
素人の浅知恵で感電とか、笑えないですから。。(・・・え?私のこと??w)

また、もしこれを真似される方は、自己責任でお願いします。


んでは!